





ハンドメイド モルタル アイアン グリーンBOX 【受注生産】
¥146,700 税込
この商品は送料無料です。
【全体サイズ】
W800xD195xH705(mm)
【ボックス内寸】
W745xD142xH175(mm)
【材質】
アイアン モルタル
【塗装】
つや消し黒
【配達について】
北海道、沖縄やそのた離島は別料金です。
アートセッティングデリバリー株式会社様にて配送いたします。
家具をお部屋までお運びいたしますが、例外もございます。
また、一部地域において時間設定や配送できない場合、別途作業料金などが発生する場合、シーズン加算料金がある場合があります。
以上下記のホームページにてご確認いただいてからご注文をよろしくお願いいたします。
https://www.008008.jp/transport/kazai/
なお、完成後に配送のご希望日時や詳細などをお伺いいたしますのでよろしくお願いいたします。
【注意事項】
・受注生産の発送は約1ヶ月後になりますのでご了承くださいませ。
・数量によってはお時間を頂く場合がございます。
・ハンドメイドの為、サイズの誤差や塗りムラ等で個体差があります。
また、フレームに小傷、色ムラがあった場合も返品等はお断りをさせて頂きますので、ご了承くださいませ。
・水には強い仕上げですが、錆びや水漏れを防ぐため、濡れた場合は早めに拭き取ってください。
※直接土を入れたり、水をかけたりしないようご注意くださいませ。
・必ず入れる鉢の大きさをご確認の上、お買い求めください。
なお、水受けトレーは付属しておりません。
下に鉄の網を取り付けてます。そこににも植物を置いたり、スコップなどの園芸道具を置いてもさまになります。
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寄せ植えの定義 グリーンボックス
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寄せ植えの植物が決まらない。インスピレーションを信じて好きな植物を植えればいいだけだと思うが、自分の家であればそれでも良いだろう。けれども職場となるとそうもいかない。公認会計士として個人事務所を設立し、事務所を選ぶ際にこのグリーンボックスと出会った。所謂一目惚れである。そもそも私は惚れっぽいのだ。これははやまったかもしれない。
まず、植物ありきなのだろう。植物を買ってそれに合う鉢なり箱なりを選ぶものなのであろう。まずその素養が私にはない。花や観葉植物など買ったことがない。更に言えば貰ったこともない。観葉植物初心者だ。昔は育てていたこともあった。マンションのベランダに二つ三つと鉢を並べていたこともある。ガーベラ、紫陽花、スミレ。元夫と住んでいた時に買って、元夫が元夫となるだろうなという予感とともにみんな枯れていった。演出にしたってわかりやすい。すぎる。それ以来の植物だから10年ぶりとなる。それにしたって早計だった。惚れっぽい性格は自認しているので気をつけているつもりだった。「恋は盲目」と言うそうだが、私の場合「恋は難聴」「恋は味覚障害」「恋は副鼻腔炎」となるようだ。いくらなんでもジョニーなんてあだ名で喜んで返事している男を好きになるのだから流石に自分でもどうかしている。恐るべきはあだ名をつけた張本人は私であるという事実。おお怖い。話が逸れ過ぎた。
ともあれこのグリーンボックスをどうするべきか。頭を悩ませる私に事務所に荷物を運ぶのを手伝ってくれている友人が一通り作業を終えて机に体重を預けながら言う。
「どこに飾るか決めてるん?」
「この玄関入ってすぐ左が客間になるからついたてがわりにしたいかなって。どうかな?」
うーんと腕を組む友人。
「このグリーンボックス自体そこまで背が高く無いから背が高くなるやつにしたらどう?」
「例えばどんなん?」
「ヤシ科のやつとか、モンステラとか。で、まわりにワイヤープランツとかアイビーとかでバランス取ればいいんやない?」
すぐさまネットで調べる私。お、これは確かにいい感じだ。
「うん。これで行くわ。」即断即決が私の良さよ。友人はやや呆気に取られたようだ。
「はやっ。まあ決まって良かったやん。」
「うん。ありがとう。これで大体7割完成かな。後は注文の品が届いたり、ネット回線とかの契約とか。」
口に出して言ってみることで、まだまだしなくてはいけないことが多いと実感する。でも、決めれらた、しなくてはいけないことをする事は植物を選ぶ事よりも遥かに簡単な作業に思えてくる。好きな男と彼氏彼女になる事もその関係を止める事も簡単だ。続けることが難しい。今日はこれくらいで切り上げようと友人に伝える。まずはお茶でもしてひと段落とすることにした。友人の彼氏がもうすぐ迎えに来ると言う。三人で食事でもとのお誘いをやんわりとお断りさせていただく。三人が嫌なのでは無く、支払いでわちゃわちゃするあの時間が嫌いなのだ。手伝って貰ったので奢りたいが、数回あったことがある友人の彼氏は男は食事の支払いは必ずしなくていけないと言う名の星の元に生を受けたようで、その使命感を常に押し付けてくる。どうでもいいしめんどくさい。そのくだらない儀式に私を巻き込まないで欲しい。誤解されて欲しく無いのだが、男性を敵視している訳ではない。過去にその使命を受けた使徒が夫だったことがあるのだ。勿論一緒くたにしてはいけない。唯一にして最大の違いがある。それは私の財布を使うこと。自分が支払うふりをしてその実私のお金だった。それも私から進んで渡していた。その事を思い出すのだ。それがバレたジョニーは彼の男友達にこっぴっどく怒られていた。ざまあみさらせ。
友人の彼氏到着したようで、友人は帰り支度を進める。あ、そうだ。と、ふりかえりながら、
「冬枯れる植物とか年中枯れない植物とか相性があるからね。なんでもいいって訳じゃないよ。」
うん?あ、寄せ植えのことか。
「了解。よく調べるね。今日はありがとう。助かった。彼氏によろしくね。」
友人を送り、一人事務所に残る。何を植えようか。そればかり考える。考えるようにする。思えばこの友人の様に何も聞かず寄り添ってくれる、人は稀有である。やれ彼氏だ結婚だ子供だ、と色々有難い説法をかましてくる、普通は、と、一般的に、と、を枕詞に使えば人を傷つけても良いとなる人たちは年齢が上がるとともに目の前から消えていった。寄せ植えみたいなものなのだろうな。
後日植物を買った。結局、エバーフレッシュ、カラテア、サンスベリア、ワイヤープランツと、ほとんど友人のアドバイスは聞かなかった。相性も判っていない。だって一目惚れして決めたんだから。
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